sudoのインストール
sudoの初期設定をしましょう
なぜsudo?
sudoってなんでしょうね。
一般ユーザーとしてログインしているけど、スーパーユーザー(rootユーザー)の権限を使って操作したいときってありませんか? ファイルを削除したり、中身を編集したいときとか・・
sudoコマンドを使うと、rootユーザーとしてログインしなくても、必要な時にroot権限を持った状態で操作ができるようになります!
sudoのインストール
インストール自体は、かなり簡単です。rootユーザーでログインし、
#apt install sudo
ここからある作業が必要となります。これだけではsudoコマンドは使えないんです。
visudoコマンドの実行
sudoの設定ファイルがあるので、rootユーザーでvisudo
を実行しましょう。
このコマンドを実行すると自動的にnanoエディタでsudoの設定ファイルが開きます。
#が頭にある文字列の羅列が続きます。下記画面に記載されているUser Prvilege specification
という項目を探します。
root ALL=(ALL:ALL) ALL
の下にユーザーを追加しましょう!
ユーザー名 ALL=(ALL:ALL) ALL #ユーザ名は変更しましょう。
この権限を表す式は「ユーザー ホスト=(誰々として) コマンドパス」という意味です。 コマンドパスの部分については、ALLの場合、すべてのコマンドを実行可能という意味になりますね。 したがって、
test ALL=(ALL) /usr/sbin/useradd #ユーザー(test)は、useraddコマンドをsudoで実行可能という意味
このような設定も可能です。
これでユーザーの追加は終了です。ところが、最後に編集の終了の仕方がわからない・・・ 画面の後半が文字化けしていて、何を押したら良いのか不明なのです。
^G ヘルプ ^O 書き込み ^W 検索 ^K 切り取り ^J 均等割付 ^C カーソル位置^Y 前のページ ^X 終了 ^R 読み込み ^\ 置換 ^U 貼り付け ^T スペル確認 ^_ 行を指定 ^V 次のページ
「Ctrl + X」で終了できます。最後、YesかNoを聞かれますが、YでOK
今回は、rootユーザーとしてファイルをいじったので、su -
で一般ユーザーに戻って、sudoコマンド実行できるか試してみましょう。
また、Rootユーザーでvi /etc/sudoers
を実行すると同じファイルをviで修正することも可能です。
(補足)パスワードの制御
実は、visudoコマンドでファイルを編集する際に、パスワードの入力の制御も設定可能です。
test ALL=NOPASSWD: /usr/sbin/useradd
例えば、これでユーザー(test)はuseraddコマンドを実行した際に、パスワードの入力が必要なくなります。
便利ですね。
最後に
sudoのインストールはこれで終了です。