Terminalの基本を覚える #1(Part1-2)
Macのターミナル操作について
まず最初に(この記事について)
Fjord Boot Campの課題で、ターミナル操作について記事を書くことになりました!3シリーズとなりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
ターミナルとは
MacOS標準の端末エミュレータ。Windowsユーザはコマンドプロンプト(黒い画面)を使用しますよね。今回ターミナルを初めて使用したのですが、デフォルトの背景が白くてびっくり。黒い背景に変更可能です。
操作方法
$後にプログラムのファイル名を打ち込みます。
コマンド実行例
実行結果
(補足)binフォルダのbinとは?
対になるものや2進数などの意味を持つbinaryの略です。CPUが実際に実行するプログラムの中身が0か1だけという点から、実行できるプログラムのことをbinaryファイルと呼んでいます。上記のls(listの略)もbinaryファイルの一つ。
pwdコマンド
print working directoryの略。
コマンド実行例
実行結果は通常、ユーザーのホームディレクトリを表示します。
echoコマンド
コマンド実行例
実行結果
入力された文字が画面に表示されています!echoコマンドはこのように入力した文字を出力します。
今回の場合、echoコマンド(/bin/echo)にHello!という入力文字を渡しています。このようなプログラムに渡す文字を引数(ひきすう)といいます。
PATHについて
ここまでは、階層を厳密に考慮したフルパスでコマンド実行を行なっていました。ただ、下記のような階層が深いディレクトリのフルパスを毎回入力するのは負担が大きくなります。その際にPATHという便利な機能があります。
ディレクトリ名を設定すると、コマンドを入力する際にディレクトリ名を省略できます。PATHにどのようなディレクトリが設定されているかを確認します。
コマンド実行例
実行結果
ディレクトリ名が:で区切られて表示されています。したがって、/bin/lsと入力する必要はなく、lsのみでOKというわけです。
また、echoコマンドに渡した引数に$マークがついています。$PATHや$USERなど、何か中身を設定できるものを変数と言います。
変数に中身を格納するイメージで、中身は変更可能です。
echo $PATHで「PATHという変数に格納された中身をechoコマンドで表示する」という意味になります。
環境変数(env)
デフォルトで設定されている変数。PATHも環境変数の一つです。
envコマンドで環境変数のリストを確認できます。
USERやHOMEなど他の変数が表示されます。
少し長くなりました。
次回より相対パスに入ります!